仕事術

【本要約】千円札は拾うな(安田佳生)

私が大学4年生の時に読んだ方で、それから社会人生活を送る上でのバイブルとなった本です。たぶん今までの人生で一番読んだ本だと思います。当時はあまり多くの本を読んでいなかったこともあり、だいぶこの本の内容に固執しておりました。殴り書きですが、記載されているエッセンス・格言を共有します。

「千円札は拾うな」     著:安田 佳生

・「常識とは18歳までに身に付けた偏見のコレクション」 byアインシュタイン

成長とは変化すること。変化するとは何かを捨てることに他ならない

時間の常識はゴミ箱へ

短くなった就業時間で同等の成果をあげるには、慣れ親しんだ仕事の仕方を捨て、全く違うやり方に変える必要がある

頑張らないで成果をあげるやり方を見つける努力が必要

「勤勉」の対局にあるのは「怠惰」ではなく「不変」。変化し続けることが、今の時代に求められる勤勉さである。

・勤勉さも努力も、時間で測ることはできない。

仕事のやり方を劇的に変える方法を見つけることが「成長」

・優秀な人には、優秀な人でしかできないことを任せることが望ましい。

成長とは自分を変える勇気である。

成長できる人は間違った階段を上らなかった人ではない。間違えたと気づいた瞬間に躊躇せずに今いる階段から飛び降りることができた人。

スキルアップと成長は違う。スキルは積み上げていくことだが、成長は変化すること

お金の常識はゴミ箱へ

・お金というのは本来、価値と価値の間にある人間の共通概念でしかない

・苦労して稼いだ1万円も、道端で拾った1万円も同じ。

・お金は価値ある使い方をする必要があり、明確な目的意識を持ちながら大きな金額を動かすことがポイント

社員が持っている付加価値の総量の差が、企業の力の差となる

・会社は社員全員のもの。社長はたまたまその中で一番大きな決済権を任されているに過ぎない。そう思えば、社員のためにお金を使うのは(福利厚生など)気持ちいいことであるはず。

無駄には「豊かにするための無駄」と「本当に不要な無駄」がある。人生も企業も全ての無駄を排除した時に、本当の豊かさはない

世の中にはアリとキリギリスのどちらかしかいないと思っている人が多い。スズムシ、コオロギなど、歌って楽しく過ごす虫もいる

贅沢の基準は自分で決めること(タクシー使うのは勿体無い、など世の中の基準に合わせない)

・人生にとって財産を作ることが本当に重要なのか。著者は同じ金額なら、財産より快適な生活を送れることを重視する。

本当に豊かな人は財産が多い人ではない、キャッシュフローが多い人

人が生きていくのに必要なのはお金ではない。お金を生み出す能力を持っていること

使わないお金に価値はない。自分の成長のためにどんどん投資をすること

人を見る目の常識はゴミ箱へ

男性は30歳くらいの時に気に入った店に、通い続ける傾向が高い

・女性は流行に敏感で変化し続ける

捨てられるものの量が、その人の変化値となる

・人間は執着するものが少なければ少ないほど、楽に生きられる

・第二次世界大戦で負けたドイツ、日本は、何もかも捨てることができたので技術大国になることができた。

・大成する男はお金と時間の使い方が違う

男性の経済力を判断する時に、年収や資産に着目することが多いが、大切なのは何にお金を使っているかによって人生は全く違ったものになる。(ケチは論外)

人生での総収入を増やすためにお金を使う

・自分の時間には価値があると思い、意識して時間を使っているかどうか。

・他人の時間を奪うような人は大成しない。相談されるより、する方が多い人や、自分の都合で相手を振り回したり、他人に助けてもらうことで人生の収支を賄っている人はNG。

彼氏は彼女がいる人の中から選ぶ

常識を捨てる勇気ある決断

・即決にこそ価値がある

・判断には正解があるが、決断には正解がない。

どちらを選んでもフィフティーフィフティーなら、早い方が絶対によい。

・ブランド力、資金力、人材力が企業の発展を大きく左右する

・いざという時の変化への対応力は、規模が大きくなればなるほど弱くなる。

・変わらないということが負けにつながる可能性が非常に高い。

新しいものを取り入れていくときに絶対に必要なのが、今までのものを一度捨てるということ

・伝統や文化という言葉は、言い訳に過ぎない。

似合うスーツは選んではいけない。おしゃれな服のほうに自分を合わせていくことが大事。企業も同じ、今の会社の事業や規模にあった戦略を選んではいけない

ある程度やっても結果が出なかったら、スッパリ諦める。そのためにはここまで掘っても出なかったら諦めるとあらかじめ決めておくこと。

過去の自分を捨てられたあなたの方が偉い、と思うことが大事。あんなものを大事にしていたのか、と気づくことが大事

・ある特定の人がいなければ、会社が回らないというのは会社にとって決していい状態ではない。次のメンバーを育てて、自分がいなくなってもいい状況を作ることが大事。自分のすることをなくす=自分の給料を下げる努力は、さらに給料があがってしまう

人生において最も大きなリスクは、周囲の人の常識に流されて、本当のリスクを自覚しないまま生きていくこと。リスクのない人生などこの世に存在しない

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