私は常に人の顔色を伺い気にしながら生きている繊細さんです。
周囲からは実行力や主体性があって何でもかんでもグイグイ推進してくれる人と思われていますが、それはテクニック的に行なっていることで、本来はチームや関係者からどう思われているか、嫌われていないか、と気にしながら慎重に生きています。
30年以上生きてきて思うのは、万人から好かれる人などいないので、価値観が相性が悪い人と必要以上に仲良くしようとする必要はないのですが、仕事は別です。
仕事においては様々なステークホルダーがいますが、コンサルタントで言えばクライアントのパワーユーザとの信頼関係さえ構築できれば、仕事を円滑に推進できるというのが自論です。
正論ばっか言ってクライアントと会話しない上司や、クライアントで実現できる力量がないのに文句ばっか言ってる人はどうでもよくて、何事もパワーユーザのお墨付き(本質を捉えている提案であることが前提ですが)があれば、その配下のクライアントや上司の評価は勝手についてきます。
なので、クライアントのパワーマップ(人間関係や特性)を可視化して、うまく世を渡り歩いていくのが私の必勝パターンなのですが、そんな中で「好かれる」というよりは「嫌われない」ということを意識しながら日々仕事に従事してます。
前振り長くなりましたが、必ず嫌われると考える7つの話し方について今回は紹介します。
❶余計なひと言をいう
・否定的なひと言は相手の気分を害するだけであり、本当のことでも必要がなければ心の中だけで止める必要があります。家族間のコミュニケーションでありがちなパターンかと。
❷真正面から正論を伝える
・正論であればあるほど相手を傷つける可能性は高い。相手の立場を尊重しながら、人間的なコミュニケーションが必要です。大企業の上司はこういう人が多い。もちろんチームやプロジェクトを正しい方向に導くために時には正論も必要だが、伝え方はヘタクソにならないよう工夫が必要。
❸悩んでいる人にポジティブ論をかざす
・悩んでいる人は「この悩みをわかってほしい」と考えているもので、「一緒に考えよう」と寄り添うのが有効。正論やポジティブ論を一方的に言い放たれても困るだけ。
❹肩書や立場で話し方を変える
・相手によって言葉を変えるのは「目下の人には横柄(おうへい)に接していい」という意識の表れであり、周囲を不快にさせる。
❺4Dワードを連発する
・「でも」「どうせ」「だって」「ダメ」を使うと、会話のトーンがネガティブになる。とりあえず相手を肯定してから、議論すること癖をつけることが重要。また「〇〇なのに」というワードも愚痴になるのでNG。
❻話をまとめてしまう
これは仕事というよりはプライベートでのコミュニケーションで感じる部分だが、話を広げてもらうのは気持ちよいが、無理矢理終わらせられるとストレスが溜まるもの。日常会話においては結論は出さなくてよいことが多い。特に女性は。
❼相手の話を奪う
・共通点があると会話は盛り上がるが、つい自分の話にすり替えてしまうリスクもあります。話したい気持ちはコントロールしながら、傾聴を重視すると、相手からの信頼も勝ち取りやすい。